貸会議室最大手のティーケーピーは去年、本業だけでなく、2つの企業を連結子会社にしたほか、レンタルオフィスの事業買収を行うなど事業拡大を加速せました。今年はさらに、大分で2つの大型事業をスタートさせます。大分市出身で社長を務める河野貴輝さん(52)に今後の展望を聞きました。

河野社長:
「去年1年間でホテルだけでも6個のホテルを取得しましたし、会議室事業も大きくしました。今までコロナ禍で4年間とまっていた分を一気に取り返すため、M&Aや資本投資事業をスピードアップしてきたという年でした」

今年は別府市で再整備を手がけている上人ヶ浜公園が開業します。施設名は「SHONIN PARK」に決定。7月のオープンに向けて急ピッチで工事が進んでいます。

河野社長:
「去年は住民との対話というのもありまして、8か月間工事が遅れたので、そういう意味では夏休みの前にオープンしたいと思っているところです」

目玉となる砂湯は従来の2倍のスペースへと拡大。宿泊施設はコテージ7棟23室で、ティーケーピーが伊豆や熱海で運営する「石のや」ブランドとして展開します。

河野社長:
「年間で20万人入れる施設になっていくので、今まで地獄めぐりなどありますが、砂風呂も別府のひとつのコンテンツに育っていくと思います」