最後に紹介するのは、佐伯市上浦にある大地酒造の日本酒「瑞鳳」です。大地酒造は1995年、佐伯市にあった製造所を火災で焼失。その時、神棚の下にあった酒のタンクが奇跡的に1つだけ延焼を免れました。

そのタンクの酒は、そのまま保存され、仕込みから30年がたった今年、「瑞鳳」という名の酒として蘇ったのです。琥珀の色をした酒は、メープルのような香りで、まろやかなシェリー酒のような深い味わいです。

大地酒造 池田敬代表取締役:
「長年、秘蔵していた特別な酒です。限定品なので、大切な人への贈り物にしていただきたい」

フードスタイル九州で出展されていた商品は、どれも事業者の知恵と技術の結晶ともいえる商品で、大分の魅力が凝縮した逸品ばかりです。贈る人も受け取る人も笑顔になる、大分の味と香りを楽しんでみてはいかがでしょうか。