大分県別府市が管理する公園で市民からの要望を受けて、禁止されているバーベキューの解禁に向けた社会実験が始まっています。

6日午後5時の別府市の上人ヶ浜公園。夏休みに3世代でバーベキューを楽しむ家族の姿がありました。

(利用した家族)「楽しかった」「お外でお肉を食べたらおいしい」「子どもたちも楽しそうで。普段できないことなので、海の近くでバーべーキューするのが。だから楽しいです」

上人が浜公園(別府市)

別府市では市民からの要望を受け、去年条例を改正して解禁した花火に続き、公園でのバーベキュー解禁に向けた社会実験を行っています。

利用は完全予約制でコンロの火おこしや、炭の後片付けはスタッフが担当します。基本の利用料金を払って食材や飲み物を自由に持ち込めるほか、有料で肉や海鮮などを注文することもできます。

(別府市公園緑地課・井村瑞樹さん)「都市公園内は原則火器の使用が厳禁となっていまして、BBQの利用になかなか踏み切れなかった。公園の可能性を市民の皆様に知ってもらって楽しんでもらえたら」

一方で去年出たゴミの後片付けの課題を受け、市では今回処分費を含めた有料のゴミ袋を販売。利便性を高めて積極的な利用につなげたい狙いです。

(井村瑞樹さん)「期間限定ですので、ぜひこの機会に上人ヶ浜公園、鉄輪地獄地帯公園に足を運んでもらって夏の思い出作りにしていただければ」

この社会実験は9月1日までは上人ヶ浜公園で、9月7日からは鉄輪地獄地帯公園で実施予定で、電話とWEBで予約を受け付けています。