大分市の県護国神社で境内にある豊後梅の実を収穫する初夏の神事が行われました。

大分市の県護国神社には大ぶりな実が特徴の豊後梅などおよそ200本が植えられていて、毎年この時期に収穫を行っています。28日は神事のあと、宮司や巫女が長さ3メートルほどの竹ざおを使って枝を引き寄せながらウメの実を丁寧に摘み取り、三方にのせていきました。

今年は春先に雨の降る日が多く、受粉が進まなかったことから、収穫量は例年に比べて少なくなる見込みです。

(県護国神社・八坂秀史宮司)「境内になっている梅なので、きょうもいで、漬け込んで最終的に参拝者の方にお分けするんですけど、神様のご加護を身体に取り入れて幸せな日々を送ってほしい」

収穫後はウメを神前に備え自然の恵みに感謝しました。梅は塩漬けされ秋頃、戦没者の遺族など参拝者に配布されることになっています。