大分市中心部に4月にオープンした複合公共施設で、大規模地震により災害対策本部を運用する初めての訓練が実施されました。
複合公共施設は大分市の荷揚町小学校跡地に整備されたもので、5階は災害対応専用のスペースが確保されています。
27日は大分市で震度6強の地震が発生した想定で、災害対策本部を立ち上げる訓練が実施されました。対策本部には18台のモニターが整備され、全体会議やヘリの映像、被災情報をまとめた地図など、デジタル技術の活用で情報共有が大幅に向上しています。
(足立信也大分市長)「指導する側、従う側が自信を持って行動できる、それは訓練の反復以外ないわけです。日頃から想定外のことが起きうるという意識を持つことが大事」
複合公共施設では今年7月から、防災のフロアに大分市消防局が移転する予定で、災害対応力のさらなる強化が見込まれています。