漁獲量の少なさから高額で取り引きされ、「白いダイヤ」とも呼ばれるうなぎの稚魚「シラスウナギ」。その漁獲量が国内で昨シーズン、過去3番目の不漁となり、仕入れ価格の高騰が続いています。さらに密漁も後を絶たず、漁協では監視活動を行い、目を光らせています。
大分市の割烹料理店たちばな亭。この店の人気メニューのひとつが香ばしく焼かれたうなぎがのった「うな重」です。ところが稚魚の不漁などにより、うなぎの仕入れ事態も厳しい状況が続いているといいます。
(たちばな亭・牟田賀亀店長)「シラスウナギが少なくて入りにくいと言われている。仕入れをする際は、前もって注文するように言われています」
うなぎの稚魚であるシラスウナギ。1957年の統計開始以来、国内の漁獲量は大きく減少。昨シーズンは5.6トンで、前年の10.3トンより半減し、過去3番目の少なさでした。その希少性から過去には1キロあたり299万円という高値で取り引きされたこともあり、「白いダイヤ」とも呼ばれています。

大分市を流れる大野川では2月から4月にかけて、川をのぼるシラスウナギの姿が見られます。大野川漁協では体長20センチ以下のウナギの捕獲を禁止していますが、過去には密漁をする人が確認されています。
シラスウナギについては全国的に密漁が後を絶たないことから、去年12月に改正法が適用。違反者への罰金は最大10万から3000万円へ大幅に強化され、高知や千葉では逮捕者が出ています。
この日の日没後、漁協のメンバーが監視活動を開始。川沿いの草むらなど奥まったところまで念入りに調べていきます。その時、川岸に怪しい1台の車を発見し、確認しようとします。ところが、監視員に気づいたのか車は立ち去っていきました。

(大野川漁業協同組合・渡辺一夫理事)「ああいうのが怪しい。こんな時間に川岸まで来ない。捕らせない、密漁をさせないために歩いている。監視しているとわかったら来なくなると思う、それが目的」
日本の大切な食文化を守るため漁協の取り組みは続きます。



















