遺影に使える写真がないという声を受けた住職の発案により、大分市の寺でプロのカメラマンによる生前撮影会が開かれました。

この撮影会は浄土真宗では九州で最も古いと言われる大分市森町の専想寺が企画しました。プロのメイクアップアーティストとカメラマンが協力し、遺影の撮影に向けて準備が進められました。

このイベントは「遺影に使える写真がなくて困る」という声を檀家から聞いた住職が、生前に素敵な写真を撮ってほしいと発案し、去年に続き2回目です。

今年は60代から70代の5人が参加。このうち大分市の安部さん夫婦は、娘や孫も見守る中、和やかな雰囲気で撮影が進みました。

(夫・安部泰史さん)「元気な時に撮っておこうかな、家族写真も含めて撮っておこうかと」

(妻・阿部久美子さん)「思った以上に緊張しましたけど、良い思い出ができました」

専想寺では地域に開けた寺院として檀家以外の方でも今後気軽に参加してほしいと話しています。