今年秋からの本格的な運航開始に向けて、ホーバークラフトの3番船、「Tanso」が15日、大分港に到着しました。
午後2時過ぎに大分市のホーバーターミナルおおいたに到着した3番船・「Tanso」。去年12月にイギリスを出発しましたが、スエズ運河の情勢悪化に伴い、当初の予定よりも1か月遅れました。
(田辺記者)「完成したばかりのターミナルも初めて公開されました。140メートルのスロープでつながる展望デッキからは別府湾を一望できる景色が広がっています」

ターミナルの建物はすでに完成し、備品の納入を待つばかりの状態です。今年秋の本格的な運航開始に向けて、3番船は船舶検査を経て、県に納入され、3月中旬をめどに運航会社に貸し付けられる見通しです。
(県交通政策課・佐藤睦浩課長補佐)「これで予定された3隻が無事に大分に姿を現したので運航事業者と協力しながらしっかりと準備を進めていきたい」
運航会社は2月下旬から操縦訓練を再開し、3月下旬から事故で損傷した1番船の修理が始まる見通しです。