長崎県長崎市の企業が、風力発電用の風車の羽根・「ブレード」の損傷を、風を切る音の違いで見つけ出す国内初となるサービスの提供を始めます。

国内初となるサービスは、モバイル型のChokai(チョウカイ)。スマートフォン、マイク、三脚の一式をレンタルします。
スマートフォンのアプリを使って、風車のブレードが風を切る音を解析し、損傷を検知します。

サービスを提供するのは、長崎市の不動技研工業で、長崎総合科学大学などと共同研究を行い、国内初のサービス提供に漕ぎつけました。

これまでベテラン検査員が音を聞き分け確認していた損傷を、経験の少ない検査員でも検知できます。

不動技研工業 技師・中村 博史さん:
「欠陥の見逃しが無くなる、早期に発見することでメンテナンスの効率化、コストダウンにつながると思います」

サービス開始は2024年4月からで、不動技研工業では風力発電事業者やメンテナンス会社への提供を想定しています。