一本の綱を両側から引き合って競う “綱引き”。1980年、日本綱引連盟が結成され、国際連盟のルールに基づき競技スポーツとして行われるようになりました。その名も『タッグ オブ ウォー( Tug of War )』として、各地で大会が行われてテレビ放映され、綱引きブームとなりました。
1960年頃から1970年代にかけて、NBCでは “フィルム(ビデオ)動画”とは別に、ニュース番組などで放送するテロップ(静止画)用に “スチル写真”を撮影していました。数万枚のネガが残されており、このほど、それらをデジタル化。白黒のフィルムとは異なる より精細な《昭和の風景》が蘇ります。
「写真でタイムマシーン」では、当時のニュース映像のほか、ときにAIでカラー化して《昭和の風景》をご紹介します。
これぞ昭和のパワー!?花のOL綱引き大会です
令和の今、秋には「NBC企業対抗運動会」も開かれていますが、昭和の時代の“団結力”は、今とは少し違っていたようです。

1985(昭和60)年3月に開催された「花のOL綱引大会」開会式の様子です。
ジャージのデザインや体育館の空気感で昭和を感じます。



NBC主催のイベントで、当時の社報には《綱引きは”古くて新しいスポーツ”として このころ全国的なブームになっていた》とあります。




長崎県内の企業や事業所からの参加はなんと54チーム。病院や商業施設、役所のほか、金融機関のチームの名前があります。
大会は、企業のレクリエーションではなく“超真剣勝負”です。



開会式でズラリと並ぶ白のトレーナー姿の審判員の多さ!


対戦前には綱のチェックに目を光らせていました。