長崎市青山町の私道で住民が道路を所有していた業者に通行を妨害しないよう求めていた裁判で29日和解が成立しました。

長崎市青山町の私道を巡っては2019年10月道路を所有する不動産管理業者が住民側に通行料の支払いを求め、道路の一部をコンクリートブロックで封鎖。

その後、長崎地裁の仮処分決定でバリケードは撤去されましたが、タクシーや福祉車両の通行が禁止されるなどの規制が続いていて、住民が道路の通行と水道工事などの妨害の禁止、140万円の慰謝料などを求めて管理業者を提訴していました。

原告側の代理人弁護士によりますと、地元の青城自治会が私道の所有権を取得することで29日、和解が成立。通行禁止が解除され、住民や車両などが以前のように通行できるようになったということです。