長崎県対馬の海岸に大量に流れつく海洋ごみについて考えるワークショップが韓国 釜山で開かれ、日本と韓国の高校生が海洋ごみを減らすため自分たちに何かできるか?意見を交わしました。

今月6日、韓国の言葉や文化を学んでいる対馬高校 国際文化交流科の生徒22人が韓国 釜山市に向かいました。

7日、韓国 釜山市で開催されたワークショップは長崎県が初めて実施。
『対馬の海岸に大量に流れつく海ごみ問題』をテーマに、韓国からは対馬市の姉妹都市影島区の高校生ら21人が参加し、日韓の高校生が、海洋ごみを減らすため自分たちに何かできるか、意見を交わしました。

対馬高校・国際文化交流科の生徒:
「商品名や成分表示はそのままペットボトルに印字する(アイデア)が出ました」

対馬の海岸に流れ着く海ごみの量は年間3万~4万立法メートル。年々増加傾向にあります。
流木の次に多いのがプラスチック類やペットボトルで、7割が韓国と中国からのゴミです。国境を超えた対策が必須となっています。

韓国の高校生:
「対馬にそんなに多くのごみが流れ着く事は知りませんでした」

対馬市の高校生:
「韓国人と一緒のボランティア活動があれば参加したいと思いました」

減らないプラスチック。さらに大雨などの異常気象による海底ごみの巻き上げで海ごみは今後も増加が予想されています。
この問題を自分事として捉えることが求められています。