核兵器禁止条約が国連で採択されて7日で5年となり、被爆者らで作る団体が記念のつどいを開きました。


5年前の7月7日、国連で採択され、去年1月に発効した核兵器禁止条約。
集会は被爆者らでつくる「核兵器禁止条約の会・長崎」が開きました。

長崎原爆被災者協議会 田中 重光 会長「(核兵器禁止条約 締約国会議で)50に及ぶ行動目標が設定されました。この文章を学び、そして核兵器をなくすために皆さんと一緒に行動していかなければならないと思います」

先月末、ウィーンで開かれた第一回締約国会議では、外交努力で条約の参加国を増やしていくことなど、50項目にのぼる行動計画が採択されましたが、条約に反対している日本はオブザーバー参加すらしませんでした。


田中 重光 会長「唯一の戦争被爆国と言いながら、日本の岸田首相はオブザーバー参加せず、NATOの軍事同盟の会議に参加したってことは ”日本の核兵器廃絶に対する態度の信用度” が低くなってしまったと思いますね」

つどいでは、第1回締約国会議のウィーン宣言が読み上げられ、条約を前に進めていくための決意を共有しました。