長崎市議会12月定例会の一般質問が7日から始まり、鈴木長崎市長は原爆資料館の展示更新について「丁寧な議論を重ねたい」と述べました。
原爆資料館の展示更新を巡っては、市が11月、基本計画の素案で『日本の加害の歴史について客観的事実に基づいた展示とする』としたのに対し、市民団体が「今の展示に誤りがあるかのような誤解を生む」などとして表現の変更を求めています。

7日から始まった市議会一般質問で “展示更新の現状”について問われた鈴木市長は「丁寧な議論を重ねたい」と答弁しました。

長崎市 鈴木史朗 市長:
「より詳細な内容につきましては今後の展示設計において検討していくことになりますが、慎重かつ丁寧な議論を重ねてまいりたいと考えております」

その上で市は、展示更新にあたっては若い世代を含め、幅広く市民の声を聞く取り組みを検討する考えを示しました。