50年以上にわたり被爆者らの声を集めてきた市民団体「長崎証言の会」の80冊目となる証言集がこのほど出版されました。

長崎証言の会では被爆の実相を後世に伝えようと、被爆者らの証言集を1969年から出版しています。

これまでに集めた証言はおよそ1,100人分に上っていて、ことしは被爆者や被爆2世など12人の証言をまとめました。



このほか、長崎原爆資料館の展示リニューアルに関する特集や、19年間にわたり証言の会の事務局長をつとめ、2022年12月に亡くなった被爆者 森口貢さんへの追悼の言葉も掲載されています。

長崎証言の会 城臺美彌子代表委員:
「被爆者の原点のところを知ってもらいたい」

長崎証言の会 大矢正人代表委員:
「原爆体験者の声によって我々はリアルに思い描くことができる。証言はそういう力を持っている」
「証言2023ナガサキ・ヒロシマの声」は、一冊2,500円で、長崎市内の書店などで販売されています。