ニセ電話詐欺被害が増加している中、金融犯罪の被害撲滅に向けた県警と金融機関の連携会議が長崎市で開かれました。県内ではことし119件のニセ電話詐欺被害が確認されていて、前の年の同じ時期に比べて20件増加しています。

会議では被害撲滅に向け、警察が前兆と思われる不審な電話を確認した際金融機関と情報を共有することや、ATMや窓口のポスターや声掛けで注意喚起をさらに徹底していくことが確認されました。
十八親和銀行クオリティ統括部コンプライアンス室・志田智則室長「不自然な振り込み等があった際にはできるだけ銀行から声掛けをして犯罪の防止に繋がれば」

長崎県警生活安全部生活安全企画課・罪抑止対策室長・山口孝広警視「ニセ電話詐欺の前兆と思われる不審な電話が相次いでいる。1人で悩まず、まずは警察や家族等に相談をしてもらいたい」

詐欺被害に関し金融機関の対応は最後の砦として期待されており、県警では今後も連携を強化し被害撲滅を目指したいとしています。