長崎の被爆者団体のメンバーらが11月、アメリカで核兵器廃絶に向けて市民と対話するプロジェクトを行うことになりました。
被爆者の声をアメリカの市民に届けるプロジェクトを行うのは、「長崎県被爆者手帳友の会」です。

被爆者や被爆2世・3世ら11人がアメリカの3つの都市を訪れ、今なお続く被爆の影響を伝えるほか、核なき世界を実現するにはどうしたらいいか、現地の市民と対話します。これまで、被爆者団体の海外での活動は、国際会議にまつわるものがほとんどでした。

長崎県被爆者手帳友の会朝長万左男会長(ツアー団長):
「(被爆者団体が)一般市民の方と対話するっていう機会はほとんどなかったように思うんですよね。(アメリカは)核兵器をつくって投下した国ですので、この核の世界を終わらせる責任もあると。そういうのを推進していく力は、やっぱりアメリカは市民にあるんじゃないかなと」

一行は、11月7日からアメリカを訪問し、およそ2週間で 19回の集会を開く予定です。