核兵器禁止条約の締約国会議が21日からオーストリアのウィーンで始まるのを前に、長崎の高校生らが現地で開かれた若者の会合に参加しました。

ウィーンに派遣された長崎の神浦はるさんと、広島の大内由紀子さん。
「Hello Nice to meet you」
会議を前に、各国で平和活動をしている若者向けのオリエンテーションに参加しました。2人は世界の若者に向け、自分たちが核兵器の非人道性を伝え核なき世界をつくる大役を担っていかなければならないことを呼びかけました。

高校生平和大使・神浦はるさん(青雲高3年)
「忘れてはいけません。核兵器にびくびくとおびえて生まれた平穏は、本当の平和とは呼べないということを。ビリョクだけどムリョクじゃない」
また19日は、現地と日本をオンラインで結んで全国の高校生に活動を報告。
世界へ発信した経験が、核廃絶に向けたさらなる行動への意欲につながると伝えました。
(神浦はるさん)「(滞在)最終日には、もっと各国の要人もいらっしゃいますので、その場で、日本の高校生としての思いを伝えるっていうのが一番の目標かなと」
2人は、今月22日に帰国して後日、活動の様子を動画などで発信する予定です。