長崎県内の全体的地価は26年連続下落しているものの西九州新幹線開業による駅周辺の再開発などから長崎市の住宅地や商業地では上昇幅が拡大していることが分かりました。

長崎県の調査によりますと、2023年7月1日時点の県内の地価変動率は、前年比マイナス0・2%で、26年連続で下落が続いているものの、新型コロナによる影響がほぼなくなったことや西九州新幹線開業による再開発への期待などから、下落幅は前年から0・4ポイント縮小しました。

住宅地では変動率がプラスの地点が97地点で、最高価格は35年連続長崎市上西山町で1㎡あたり28万1千円でした。

また、商業地の最高価格は9年連続長崎市浜町で96万8千円。変動率がプラスの地点は53地点で、1位は前年より5.6%上昇した長崎駅に近い恵美須町で1㎡あたり64万6千円となっています。

JR長崎駅周辺では新幹線開業による再開発や整備への期待などから公示価格を上回る高値の取り引きもあり、この傾向は数年続くと見られています。