保険金不正請求が問題となっている中古車販売会社・ビッグモーターで28日朝、全国一斉の立ち入り検査が行われ、長崎県諫早市の店舗にも国土交通省が検査に入りました。

酒井晶央 記者:長崎県諫早市のビッグモーター多良見店です。国交省の立ち入り検査がこれから行われます。

国交省の立ち入り検査は28日午前9時から諫早市多良見町にある「ビッグモーター多良見店」でも始まりました。

外部弁護士による特別調査委員会の報告書によりますと、おととし34店舗のビッグモーターで行われた鈑金・塗装案件4万4,788件から無作為に抽出した2,717件を検証したところ、多良見店では50件のうち18件、36%が不適切な行為と疑われる事案と確認されたということです。

立ち入り検査では従業員から話を聞いたり整備記録の確認が行われ、道路運送車両法に違反する行為が確認された場合、国交省が整備場ごとに認められた車検場の指定の取り消しや事業の停止などの行政処分を検討することになります。