新型コロナの影響に伴う雇用調整助成金などを不正に受給したとして、長崎労働局は佐世保市内の2つの事業者に対し 総額およそ1千万円を返還するよう命じました。

不正受給していたのは、佐世保市の飲食業「ドリンクルーム京子の部屋」と、佐世保市の総合建設業「西優工業」です。

長崎労働局によりますと「ドリンクルーム京子の部屋」は、雇用調整助成金と緊急雇用安定助成金をそれぞれ4か月分、合わせておよそ530万円。

西優工業は雇用調整助成金、3か月分でおよそ470万円を不正受給したということです。

両者は『新型コロナの影響で休業手当を支払った』とする “虚偽の書類” を作成して助成金を受け取っていたということで、長崎労働局は先月までに返還を命じたということです。

新型コロナの影響に伴う助成金の不正受給は、県内で昨年度9件、およそ1億4,815万円、今年度は今回も含めて4件で 1,414万円となっています。