核兵器廃絶を目指して活動する高校生に、20年以上にわたって折り鶴を届けている五島市の女性が、今年も1万2千羽の鶴を折り上げました。

母と姉が被爆者だという五島市の藤原良子さんは2000年から毎年、1万羽を超える折り鶴を作り続けています。

4センチ四方の折り紙10色を使って一羽一羽に祈りを込め、去年の夏から1年かけて1万2千羽を折り上げました。

この折り鶴を核兵器のない世界を目指して国連などでも活動する高校生平和大使に届けます。

藤原さんは「これを持っていってもらい平和が続くようにと伝えて欲しい」と話しました。

高校生平和大使は8月、4年ぶりにジュネーブの国連本部を訪問予定で、核兵器廃絶を求める署名と共に藤原さんの鶴も届けられる予定です。