相続税や贈与税を算定する際の基準となる今年の路線価が公表され、長崎県内で最も高い長崎市浜市アーケードの路線価は3年ぶりに上昇しました。

路線価は、道路に面する宅地1平方メートル当たりの評価額で、不動産鑑定士の鑑定などを元に国税庁が毎年公表しています。

今年の長崎県内の路線価の平均値は、前の年より0.1ポイント増加し0.6%で、2年連続の上昇となりました。

県内で最も路線価が高かったのは長崎市浜市アーケードの77万円で、3年ぶりの上昇です。その要因として長崎税務署は新型コロナの行動制限の緩和で客足が回復し、新幹線開業による観光客増加への期待などとみています。

このほか長崎県内の各税務署の最高路線価は佐世保市四ヶ町通りの48万円、諫早市ほんまち通りの6万円などとなっています。