長崎県内では7月1日午前中にかけて、線状降水帯が発生するおそれがあるとして長崎地方気象台は土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒するよう呼びかけています。

長崎県では、引き続き7月1日朝にかけて雷を伴った激しい雨や、非常に激しい雨が断続的に降る見込みだとして、長崎地方気象台は30日午後4時16分『大雨と落雷及び突風に関する長崎県気象情報第6号』を発表して警戒を呼びかけています。

朝鮮半島付近にある梅雨前線は、7月1日にかけてゆっくりと南下し、九州付近に停滞する見込みです。梅雨前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となっています。

九州北部地方では、引き続き7月1日午前中にかけて、線状降水帯が発生する可能性があります。長崎県では、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風が発生するおそれがあります。

降り始め(29日2時)から30日16時までの降水量(アメダスによる速報値)
諫早…83.0ミリ
長崎市南山手町…77.0ミリ
長崎市長浦岳…64.0ミリ
雲仙岳…52.0ミリ
大村…48.0ミリ

30日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
南部…70ミリ
北部…70ミリ
壱岐・対馬…40ミリ
五島…30ミリ

7月1日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
南部…70ミリ
北部…70ミリ
壱岐・対馬…30ミリ
五島…30ミリ

30日18時から7月1日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
南部…250ミリ
北部…250ミリ
壱岐・対馬…150ミリ
五島…150ミリ

その後、7月1日18時から7月2日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
南部…50から100ミリ
北部…50から100ミリ
壱岐・対馬…50から100ミリ
五島…50から100ミリ

線状降水帯が発生した場合には、局地的にさらに雨量が増える見込みです。

土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。