5年前に亡くなった長崎の被爆者・谷口稜曄(すみてる)さんにスポットを当てた映画が全国で公開されることになりました。

全国公開されるのは長崎を舞台にしたドキュメンタリー映画「長崎の郵便配達」です。

映画では被爆者・谷口稜曄さんを取材したイギリス人男性の足跡を男性の娘が辿り長崎の地で核兵器の廃絶や平和についての考えを深めていきます。

谷口さんの体験を通じて戦争の恐ろしさを後世に伝えます。


川瀬美香監督
「特に今東ヨーロッパで紛争が今年起こりましたね。そういうのも重なって偶然とはいえもう少しメッセージが深まるんじゃないかという気もしました」

谷口稜曄さんの娘 寺坂澄江さん
「暗い感じじゃなくて心にしみたというか。だからこの映画見ていただいたら平和ということがわかっていただけるかなと」


映画は8月5日に全国公開され来月29日には全国に先駆けた試写会が長崎市で高校生らを対象に行われるということです。