6月2日から行われている高校生のスポーツの祭典・長崎県高校総体。
県内87の高校から約9,800人の選手が、31の競技に参加しています。
競技の中には、出場校が2校のみで、毎年ライバル校対決となる競技があります。
その一つが“水球”です。
3日に行われた今年の水球の試合は、大会史に残る大接戦となりました。

日焼けしたボディーが鍛錬の証です。

水深2メートルのプールで繰り広げられる”水球”。


緑のキャップ・長崎工業がシュートを決めれば、すかさず白のキャップ・長崎西も決め返す。
県内に2校しかない“水球部”同士の対戦です。
しのぎを削ってきたライバルに負けるわけにはいきません。
両校譲らず同点のまま、試合終了まで1分を切ります。
残り28秒!長崎工業がリードします。
追い込まれた長崎西。
残り7秒の土壇場で同点に追いつき、勝負はペナルティスロー戦へ。

両校「ラスト頑張るぞ~自信持ってシュート打てよ」
ここでも互角の戦いが続きます。
両チーム、10球ずつを投げても決着つかず。
長崎西の11投目──


長崎工業のキーパー・小田選手が渾身のストップ!
長崎工業がライバルとの激闘を制し、4年ぶりの優勝を手にしました。
長崎工業3年・大串 純矢主将:
「とても嬉しいです。とても緊張しました。(長崎西は)永遠のライバルみたいな切磋琢磨し合える関係です」
両校はこのあと九州大会に進み、3位以内に入るとインターハイへの出場権を獲得できます。