長崎県が整備を進めている長崎南環状線 新戸町~江川町工区のうち、全長およそ2キロに及ぶトンネルの工事が 来月から始まるのを前に、30日、安全祈願祭が行われました。

(鍬入れ)「エイエイエーイ」


長崎市の江川町側のトンネル口で行われた祈願祭には、施工業者や地元関係者など100人あまりが出席しました。

長崎南環状線 新戸町~江川町工区は長崎市の新戸町インターチェンジから分岐し、江川町交差点までを結ぶおよそ5.2キロの自動車専用道路です。

来月から掘削が始まるトンネルはその一部にあたり、長さは2.1キロに及びます。
この工区の開通によりおよそ10分の時間短縮効果が見込まれ、現在、国道499号で発生している通勤時間帯の渋滞の緩和も期待されています。

工区全体の事業費はおよそ250億円で、このうちトンネルの工費はおよそ94億円となっています。

長崎県 長崎振興局 建設部道路建設課 岩永 修二 課長:
「高速道路に直結することになりますので、長崎の南部地域が非常に皆様に便利な地域になっていくと思っておりますし、産業ですとか、観光の振興にもですね、大きく貢献できるものと考えております」

トンネルは2027年3月に完成予定で、新戸町~江川町間の開通は2030年度頃になる見通しです。