原爆で亡くなった人たちの名前を記した”原爆死没者名簿”の風通し作業が17日、長崎原爆死没者追悼平和祈念館で行われました。

原爆が投下された午前11時2分、黙とうを捧げて風通しの作業に入りました。

2022年7月末までに亡くなった長崎の被爆者・被爆体験者の名簿と、広島で被爆し長崎での奉納を希望した名簿1冊、あわせて 19万2,399人分の名簿 196冊、そして名前がわからない犠牲者のための”白紙”の1冊。
一枚一枚をめくり、風を通します。

長崎市平和推進課 中田 晃さん:
「私の祖母も原爆死没者名簿に載っていまして、安らかな気持ちでお眠りいただけたらと思うのと、一人ひとりのお名前が 風に当たるように丁寧にめくりました」

6月からは、この1年間で亡くなった人の名前が綴られ、8月9日の平和祈念式典で奉安されることになっています。