先月、三菱重工長崎造船所の所長に就任した外野雅彦所長が会見を開き、長崎地区をカーボンニュートラル、脱炭素技術の拠点にしたいと抱負を述べました。
外野所長は、鹿児島県出身の58歳で、東京大学卒業後、三菱重工に入社。火力発電部門などを歩み、今年4月、長崎造船所長に就任しました。
長崎造船所には、二酸化炭素を排出しないアンモニアの燃焼技術や二酸化炭素の回収研究施設があることから、「長崎はカーボンニュートラル、脱炭素化を図るための重要拠点だ」と述べました。
三菱重工長崎造船所 外野雅彦所長
「長崎は、研究、設計、そして作るところがそろっている。地場のメーカーも一緒になってカーボンニュートラルを柱にした事業を立ち上げていきたい」
外野所長は、航空エンジン部門の業績が好調で新工場を建設していることなどを例に挙げ、今後も時代の変化に応じ事業展開を図りたいと語りました。