3人の部下を威圧的に叱責し、精神疾患を発症させたなどとして、長崎市は土木部の元課長を懲戒処分としました。

21日午後ひらかれた会見で、長崎市は「この度は、まことに申し訳ございませんでした」と謝罪しました。

懲戒処分を受けたのは、この春、定年退職した土木部の元用地課長で、60歳の再任用職員です。

長崎市によりますと、元課長は2年前「黙れ」などと大声で部下を叱責し、精神疾患に追い込んだほか、元課長のパワハラで精神疾患を発症し、療養中だった別の2人の部下についても、職場内で病名や「太っている」などと発言をしたということです。

長崎市は元課長に「今後もパワハラを続ければ懲戒処分にする」と警告しましたが、改善されなかったため、21日付で再任用職員としての給与を3か月間、10分の1減給する懲戒処分としました。

精神疾患を発症した3人のうち、2人の部下は復職しましたが、1人は市を退職したということです。