風力発電に関する最新技術などを集めた展示会がこのほど東京で開かれ、長崎県内からも企業や団体が出展しました。

この展示会は風力発電をテーマとした日本最大規模の国際見本市で、200以上の企業や団体が出展しました。

このうち長崎市の不動技研工業などが出展したブースには、洋上風力発電施設の大きさや周辺環境をモニター上で変えながら確認できる「景観シミュレーター」が展示されました。

担当者
「いまは10メガワットクラスの風車、これを14メガワットクラスにするとこうやって大きな風車になります。地元の方向けの説明にすごくいいというような評判は得ております」

このほか、洋上風力発電施設の内部の様子をVR=バーチャルリアリティで体験できるコーナーも設けられ、来場者の注目を集めていました。

不動技研工業・田中三郎社長
「世界に向けて日本の技術力、弊社の技術力を世の中に発信しまして、これからカーボンニュートラルの実現に向けて何らかの技術寄与であるとか貢献ができればと」

長崎県では2つの海域が洋上風力発電の促進区域に指定されており、不動技研工業では今後も関係機関と連携して技術開発を進めたいとしています。