新型コロナウイルスの感染拡大で見合わせとなっていた国際クルーズ船の受け入れが3年ぶりに再開され、16日、長崎と佐世保にクルーズ船が同時入港しました。
久富美海記者
「午前7時半過ぎ、国際クルーズ船が3年ぶりに入港です。乗客約300人を乗せて長崎にやってきました」
受け入れ再開後長崎港に初入港となったのはドイツなど欧米からの観光客を乗せたオイローパ2です。
長崎港には毎年200隻ほどの国際クルーズ船が寄港していましたが、新型コロナの感染拡大を受け2020年2月以降は見合わせとなっていました。
入港を見に来た市民
「本当にジーンと来ました向こうから入ってくる姿を見て」「新しい時代が始まったんだなっていう感じがしました」
コロナワクチン接種や感染に備えた医師の確保など船の感染症対策を県が確認し受け入れ再開が決定しました。
乗客「すべてが楽しみ」
乗客「稲佐山に登って長崎の景色を見る」
乗客「歩いて長崎市内を観光するツアーに参加する。とても楽しみ」
観光客は崇福寺や平和公園などをめぐり、午後6時半に韓国・釜山へ向けて出航予定です。
一方、けさ7時すぎ佐世保港にクルーズ船が姿を現しました。
アメリカのクルーズ会社が運航する「ノーティカ」です。
2019年には年間77隻の国際クルーズ船が寄港した佐世保港ですが、2020年1月以降中断していました。
佐世保市・朝長則男市長
「クルーズ船の寄港は3年ぶりでございます。こうしてようやくお越しを頂いたこと大変嬉しく思っております」
佐世保港の国際ターミナルでは市主催の歓迎セレモニーが行われました。
ノーティカには欧米からのシニア層を中心におよそ500人の観光客が乗り組んでいます。
アメリカ人夫婦「佐世保市の街中をあちこち探索してみたいです」
アメリカ人夫婦「私たちはラーメン屋さんを探すのを楽しみにしています」
乗客は観光バスに分乗して、日本酒を醸造している酒蔵や三川内焼の窯元をめぐるツアーなどに向かいました。ノーティカは午後7時に韓国の済州島に向け出航する予定です