日本一 15回を誇る九州文化学園女子バレー部(長崎県佐世保市)の井上 博明監督(65)が3月末で勇退し、4月から長崎県西海市の西彼杵高校で女子バレー部の外部監督に就任することになりました。
井上監督が16日会見を開き、今の思いを語りました。

井上博明監督:
「(追い求めてきたのは)純粋な心で人の心が動くようなバレーボール

井上博明監督は、定年のため3月末で勇退します。

井上監督は1980年に九文女子バレー部の監督に就任すると、チームを全国屈指の強豪校に育て、43年間で全国大会出場 100回、日本一15回に導きました。

井上博明監督:
「色んな意味で奇跡というか…。
小さな女子高で日本の端っこで…大変なことはいっぱいあったけども、バレーボールの指導をするおかげで”育児は育自”で、自分も成長できた43年間かなという風に思っております」

新天地は、長崎県西海市の西彼杵高校です。

近年、スポーツ振興に力を入れている西海市が打診し、実現しました。
4月から市のスポーツ専門指導員として採用され、外部監督として 女子バレーボール部の指導にあたります。

井上博明監督:
「今までやってきたことを“次の未来”に対する 考えるヒントにしながら、体力は落ちてきているが、知力と経験値は膨らんできているので、それを活かしながら次に向かってやっていこうと思ってます」

西彼杵高校は現在、全校生徒81人。女子バレー部は5年前から休部しています。

”真実(こころ)のバレー”をモットーに名将の新たな挑戦が始まります。