航空会社スカイマークの整備士が、去年12月、長崎空港を出発する機体の整備を酒気帯び状態で行ったことがわかり、国土交通省が業務改善勧告を出しました。
スカイマークによりますと、去年12月25日、長崎空港発~神戸行き140便の整備責任者だった66歳の男性整備士が、酒気帯び状態で機体の整備を行ったということです。

整備士は羽田空港所属で長崎には出張で来ており、前日にビール1杯、焼酎お湯割り3杯を飲んだにも関わらず、出社時の“法定アルコール検査”を受けず、さらに出発時刻が迫っていたことを理由に 責任者として行うべき『点検項目の確認』の一部(タイヤの空気圧・燃料バルブ)を怠ったということです。


スカイマークはこの整備士を今月2日懲戒解雇処分にしました。

一方、国土交通省は業務改善勧告を出し、今月24日までに再発防止策を報告するよう指示しています。