
三菱重工航空エンジンは31日、長崎市で開かれた企業向けセミナーの中で、長崎工場が稼働から2年間で9,000機分以上のエンジン部品を受注したことを明らかにしました。

このセミナーは『航空機産業への県内企業の参入を促そう』と、県産業振興財団が開いたものです。

セミナーでは三菱重工航空エンジンの原田 亮長崎工場長が講演し、稼働開始から3年目を迎える工場の近況について「コロナ禍からの需要回復に伴い受注は好調に推移している」と報告。

主力航空機のエンジン部品の確定受注数は、去年末時点で9,000機分を超え、納品前の受注残は6,400機分に上るということです。

三菱重工航空エンジン 原田 亮 長崎工場長:
「燃費の良い新しい機体を比較的優先投与すると、そんなところが理由で(主力の)A320neoについては非常に好調な回復を見せている。
長崎工場は今後も旺盛な需要に対応していかなきゃいけない」

三菱重工航空エンジンでは、生産拡大のため長崎工場に新たな建屋を建設中で、来年春に完成予定だということです。