ラトリエドゥアン・プレリール オーナー 水島 真一郎さん:
「もう削るところはもう全て(削った)。ある程度は価格に転嫁できますけど、どうしようもないですよね、その都度は上げられないからですね…あとは我慢(するしかない)」

鳥インフル “過去最悪のペース” 要因の1つは カモへの病原性の低下?

海外から渡り鳥が飛来してくる10月頃から感染が広がると言われている鳥インフルエンザ。なぜ今年は『過去最悪のペース』となっているのでしょうか。

長崎大学大学院 医歯薬学総合研究科ウイルス学分野 古瀬 祐気教授:
「ニワトリに感染したら死んでしまうすごくすごく悪いウイルスなんですけど、カモではあんまり症状が出ず、これが今ここ1、2年のベースは、さらに“カモにとっては病原性が低く”なっていて、かなりケロッとしてるんじゃないかなってふうに言われています。
今までだったら、北から日本に渡ってくる最中に、“弱ってたどり着けなかったカモたち”がいたと思うんですけど、そういう個体が来られるようになったんじゃないかと。
ただそれはカモにとっての話だけであって、ニワトリはやっぱりかかってしまうと死んでしまうウイルスのままなので、そういうのも相まって(増加しているのではないか)」

ウイルス学に詳しい長崎大学の古瀬 祐気教授によると、鳥インフルエンザのウイルスの多くが、“渡り鳥”を介して感染──