事件の捜査の名目で、長崎市の40代の女性が暗号資産など合計350万円をだまし取られました。警察はニセ電話詐欺事件とみて捜査しています。

被害に遭ったのは、長崎市に住む無職の女性(40歳代)です。

警察によりますと、ことし4月、女性宅の固定電話に日本郵便お客様センターの「イチノセ」を名乗る女から「あなた名義のキャッシュカード数枚と現金200万円が入った荷物が郵送されようとしている」と電話があり、「池袋警察署からあなたの携帯に電話させます」として、女性の携帯番号を聞き出しました。

その後、池袋警察署の「井本仁」を名乗る男から女性の携帯に電話があり、「主犯格の家からあなた名義のスマホや銀行のキャッシュカードが出てきた。犯人の男は個人情報の見返りにあなたに4200万円を渡したと言っている」として、LINEに誘導し、無実の証明として暗号資産を買うように指示されたということです。

女性は、4月13日に「コインチェック」という仮想通貨取引所のホームページに誘導され、男の指示で250万円相当の暗号資産を購入。

さらに、5月15日と16日には、暗号資産を購入する資金の名目で、男の指定した銀行口座にあわせて100万円を振込み、先に購入していた仮想通貨と合わせて350万円相当をだまし取られたということです。

振込み後、男から諫早警察署の「カツラハマ」を訪ねるよう指示を受けた女性が諫早警察署を訪ねたところ、実在しない職員であったことがわかり、不審に思った警察が女性から話を聞いたことで事件が発覚しました。

警察は、電話やメールでお金の話をされたら、必ず家族や警察に相談するよう注意を呼び掛けています。