長崎県佐世保市の陸上自衛隊水陸機動団に所属する40代の男性自衛官が所属する隊のトップらからパワハラを受けたとして10日会見を開きました。

パワハラを訴えたのは、陸上自衛隊の水陸機動団 通信中隊に所属する一等陸曹の40代の男性自衛官です。

一等陸曹によりますと、2021年11月、隊のトップである中隊長から、理由もなく休職を強要されたうえ、復職した職場では仕事を与えられず、1日中、椅子に座らされるなどのパワハラを受けたということです。

一等陸曹は極度のストレスで、2021年12月に『うつ病』と診断されたほか、2022年年4月には『出血性胃潰瘍』で緊急入院したということです。

会見の中で一等陸曹は「こういうことが今後さらに行われては絶対ならないことだと思っている。自衛隊には謝罪と名誉回復をしっかりとして頂きたい」と話しています。

これに対し水陸機動団は「できるだけ早く事実確認を行い適切に対処したい」とコメントしています。