「できないこと」ではなく「できていること」を数える
松田さんは今、自身の活動を通じて「リウマチさん笑顔の会」を立ち上げている。患者同士で語り合うのは、痛みへの嘆きではない。
「心の持ち方一つで幸せになれる」という気付きや、内に抱えている悩みを共有し合う。今後は県外にも活動を広げていくつもりだ。

「どうしても『できないこと』につらい気持ちがいってしまう。でも、箸は持ちづらくても、自分でご飯を口に運べるし、できていることは他にもたくさんあるじゃん、って」

心の持ち方を変えたことで、奇跡のような再会も訪れた。ずっと避けていたバレーボール部時代の後輩がマルシェに客としてやって来た。久しぶりの再会。「見られたくない」と泣いていた自分はもういない。

「今の元気になった姿を見てほしい。今だったら、みんなにめちゃくちゃ会いたい!」

後輩が連れてきた子どもたちに、「すごい、これ全部手作り!」と目を輝かせながら囲まれる松田さんの姿には、コートでエースとして輝いていた頃と同じ、あるいはそれ以上のオーラが宿っていた。








