長崎市役所の庁舎が64年ぶりに新しい庁舎に移り4日、開庁式が行われました

『長崎市歌』が流れる中、長崎市役所・新庁舎が開庁しました。

田上富久長崎市長:
「ただいまをもちまして長崎市役所新庁舎を開庁します」

長崎市魚の町公会堂跡地に建てられた新庁舎は、地上19階、地下1階、総事業費264億円をかけて建てられました。

庁内の連携強化と利便性の向上を目指し、これまで9カ所に分散していた部署を集約──
低層階には、市民の利用が多い『水道料金』や『子育て関係』の窓口がまとめられ、4日から業務をスタートしています。

来庁した市民:
「広くなったなって。前狭くて汚かったからね」
「一つになったので手続きもしやすいかなと思います」

「19階は展望がとてもいいんです。内覧会にきたので。でもそこまでの高さが本当に必要だったのかなと思います」

「新幹線が入ってきて、いよいよ発展する可能性が高くなったから、しっかり頑張って市民の期待に応えて下さい」

長崎市はことし16年ぶりに市長が交代します。
庁舎移転を先導した田上市長の任期は残り4か月です。

田上市長:
「無事開庁できたことを少しホッとしています。市民の皆さんにとって誇りになる庁舎にしたい、なって欲しいと思いますし、まだあと4か月任期がありますので、最後まで気を抜くことなく全力で駆け抜けたいと思います」

4月には市長選挙、5月にはG7=先進7か国首脳会議に先立ち、保健大臣会合が開かれる長崎市。

秋にはJR長崎駅の新駅ビルも開業予定で、新しい庁舎で“100年に一度の街づくり”後半戦に漕ぎだします。