海上自衛隊の最新鋭の護衛艦『のしろ』が16日、佐世保基地に配備され、歓迎式が行われました。


佐世保に配備されたのは多機能フリゲート艦『のしろ』で、今年から導入が始まった最新鋭の護衛艦です。

16日海上自衛隊の倉島岸壁で行われた歓迎式では、佐世保地方総監部の西 成人 総監が乗組員を激励しました。

海自 佐世保地方総監部 西 成人総監:
「護衛艦『のしろ』が市民の方々との交流を通して、1日も早く佐世保に溶け込んでくれることを期待する」


『のしろ』がこれまでの護衛艦と異なるのは、乗組員が約90人と大幅に減ったこと、機雷を除去する掃海機能、そしてその“外観”です。

山口記者:
「平面的なマストが特徴の『のしろ』は、相手のレーダーから探知されにくい“ステルス性”を高めるためといわれています」



『のしろ』が停泊する岸壁近くのアメリカ海軍の基地にも、凹凸の少ない揚陸艦が2隻配備されており、ステルス性の高い艦船が世界の主流になろうとしていることがわかります。


新型護衛艦『のしろ』渡邊 真史 艦長:
「秘匿というところに重きをおいて任務にあたっております。現場としてはこのステルス機能が非常に有効に活用できると考えております」

海上自衛隊では新型護衛艦を22隻建造する計画で、佐世保には来年春以降も配備が続く予定です。