女児は、自分の欲求や感情を受け止めてくれる者がいるという基本的な安心感が希薄で、他者に対する愛着を形成しにくい。

怒り、寂しさ、悲しさの感情が抑圧

怒りの自覚とその対処情緒的な分化が進んでおらず、情動に乏しい。感情は認知し表現できるものの、その他の感情の認知・表現は乏しく、特に怒り、寂しさ、悲しさといった不快感情は未分化で、適切に処理されないまま抑圧されていた。

対人関係の特性として、女児は上記の特性から、情緒的なことに注意が向きづらい一方、抽象的なものや文章の論理化することの不器用さにとらわれやすい。