正月用の縁起物として人気が高い干支を描いた佐世保独楽づくりがいま、最盛期を迎えています。

細い絵筆を使って表情を描き入れていきます。

来年の干支「うま」を描いた「佐世保独楽」です。

山本優子さん「この干支の独楽を見て、あぁ新しい年を迎えられたなという風に感じていただけるように」

佐世保独楽本舗の「佐世保独楽」は山本さん親子が作っていて、父で三代目の山本貞右衛門さんが形成を担当しています。

三本のかんなとやすりを駆使し少しずつ形を整えた後、色を付けていきます。

息長く回り続ける独楽は縁起物として重宝されていて、毎年この時期は正月用の独楽づくりに追われます。

山本貞右衛門さん「年の初めに飾っていただいて、一年中幸せに過ごしていただきたいなと思いますよね」

「力強く駆け抜ける馬のように来年は前進の年になってほしい」

干支入りの「佐世保独楽」には、山本さん親子の願いが込められています。