落下の平均高さは約95cm…致命傷のリスクに

国立成育医療研究センターの医師によると、抱っこひもからの落下の平均的な高さは約95cm。

シミュレーションでは、フローリングにクッションマットを敷いていても、頭部への衝撃指標(HIC値)は致命的な損傷につながる危険性を示す数値(1000)を超える場合があることが示されています。

着脱時の「のけぞり」

着用中だけでなく、「着けるとき」「降ろすとき」も危険なタイミングです。まだベルトを完全に留めていない状態で、赤ちゃんが急にのけぞったり、足をバタつかせたりして、バランスを崩して落下する事例が多発しています。

特におんぶへ切り替える際、背中側は見えにくいため、事故のリスクが高まると指摘されています。

密着が安全

親子が密着し、隙間がない状態が最も安全です。緩めるのではなく、取扱説明書通りにフィットさせてください。