8日夜の青森県東方沖地震発生を受けて、気象庁は「北海道・三陸沖後発地震注意情報」を発表しました。これは、日本海溝・千島海溝沿いでM7以上の地震が発生した際、「さらに巨大な地震が後から発生する可能性が
高まっている」として発表される情報です。

「予知」ではありません

この情報は、「○月○日に必ず地震が来る」という予知ではありません。

世界の事例統計上、この地域でM7クラスが起きると、「1週間以内にM8クラスの巨大地震が続発する確率が、平常時より約100倍高まっている」という確率論に基づく注意喚起です。

今回対象となっているのは、北海道から千葉県までの182の市町村です。

確率は「100回に1回」程度 

「100倍高まった」といっても、実際に地震が起きる確率は「100回に1回程度」です。必ずしも発生するわけではありません。そのため、「事前の避難」までは求められていません。しかし、もし発生すれば甚大な被害になります。

私たちが今やるべきこと

この情報が出ている間(約1週間)は、普段通りの生活を続けながら、いつ揺れてもすぐに逃げられる準備」をしてください。

【寝る時】:すぐに逃げられる服に着替え、枕元に靴と懐中電灯を置く。

【スマホ】: 常にバッテリーを満タンにしておく。

【寒さ対策】: 今回は被災地に寒波が迫っています。避難リュックに防寒着やカイロを追加してください。

「空振りでもいい」という気持ちで、命を守る準備を徹底してください。