なぜ使い分ける?

モーメントマグニチュードは正確ですが、高性能なデータを使った複雑な計算が必要なため、地震発生直後にすぐ出すことや、小さい地震の計算には向きません。
一方で、マグニチュードは発生から3分程度で計算できるため、一刻を争う「津波警報」を出すためには欠かせない指標となります。
そのため、まずは「速報のMj(気象庁マグニチュード)」で危険を知らせ、その後「確定値のMw(モーメントマグニチュード)」で正確な分析を行う、という使い分けがされています。
青森県地震はモーメントマグニチュード(Mw)で7.4
8日午後11時15分頃に起きた青森県東方沖を震源とする地震は八戸市で震度6強の揺れを観測。気象庁マグニチュード(Mj)は7.5、震源断層のずれ幅を精査したモーメントマグニチュード(Mw)は7.4と推定されています。








