25日午後6時1分ごろ、熊本県を震源とする最大震度5強の地震がありました。気象庁は午後7時半から会見を開きました。

気象庁は会見の中で、今回の地震が熊本地震の活動域で発生していることを明らかにしました。一方でこの地震が熊本地震の余震かどうかを判断するのは非常に難しいとしました。

今回の震源の近くにある阿蘇山などの火山活動については「今のところ活動に変化はない」と説明しました。

また今回の震源の近くでは1975年にマグニチュード5.5の地震が起き、さらにその後にマグニチュード6.1の地震が発生したということです。

1975年1月22日13時40分
 震央:熊本県北東部
 規模:5.5(M)

1975年1月23日23時19分
 震央:熊本県北東部
 規模:6.1(M)

気象庁は、今後1週間程度は、最大震度5強程度の地震に注意するよう呼びかけています。

【震度】
熊本県産山村で震度5強
熊本県阿蘇市と大分県竹田市で震度5弱

長崎県
佐世保市・松浦市・諫早市・島原市・雲仙市・南島原市で震度2
平戸市・東彼杵町・長崎市・大村市・壱岐市で震度1

この地震による津波の心配はありません。

長崎県防災企画課によりますと、午後6時10分現在、長崎県内での被害の情報は入っておらず、引き続き情報収集を続けるとしています。