焼き物の町、東彼・波佐見町の窯元では、来年の干支・うさぎの置き物づくりが進められています。

型枠から出てきた“まあるいウサギ”。今回のテーマは「玉うさぎ」です。

16年前から波佐見町に工房を構える山下行男さん。動物をモチーフにした作品が評判です。
毎年、干支の置き物を作っている山下さんですが、作品を焼きあげる際は窯の中の温度管理やガス量の調整など、窯出しまで気が抜けないといいます。

(山下行男さん)
「1300℃でウチの場合は16時間かけて焼いています。(窯の様子が気になるので)30分おき1時間おきに見ています」

波佐見焼の特徴である「白磁」を大切にする山下さん。うさぎは目を入れるだけにとどめます。

(山下行男さん)
「来年はウサギが飛び跳ねる、躍動する「飛躍の年」になるようにと、願いを込めて作っています」


干支の中でも、最も人気が高いと言われるうさぎの置き物は、全国のデパートや山下さんの工房などで販売されています。