記憶なき「パンツ一丁」でのコンビニ
さらに飲み方は変わります。飲み会の前に家で飲みすぎて、出かけるのが面倒くさくなる。「眠い」「明日早い」と嘘をついて飲み会を断り、一人飲み(家飲み)が始まりました。
一人飲みは最高だと思いました。誰にも気を使わず、財布もなくさない。パンツ一丁で飲める。でも、何杯飲んだか分からないんです。
ある朝、記憶がないことがありました。部屋にコンビニの紙パック焼酎のゴミがきれいに畳んで捨ててある。でも、買いに行った記憶も、飲んだ記憶もない。一人暮らしなのに。
パンツ一丁で、400メートル先のコンビニまで行って、多分ブラックアウト(記憶喪失)した状態で酒を買って、帰ってきて飲んで寝たんです。それでも「やばい」とは思わなかった。体は元気で、仕事も順調だったから。「これが俺のスタイルだ」と思っていました。
いつか死ぬんじゃ…
いつか死ぬんじゃないかって飲み方してるんだけど、当時はそのことがやばいとは思わなかった。無人島開拓してる時、すげー元気に見えたでしょ?ちょっと日焼けしてたかなー。当時は肝臓が悪かったのか、日焼けしてたのか、自分でもわかんない。でも元気だったわけです。
もしその時、誰かに「依存症だよ」と言われても、「何言ってんの?仕事もうまくいってるのに」と否定したでしょう。








