SNS型投資詐欺をめぐり「だまされたふり作戦」で逮捕された台湾国籍の男が、別の女性会社員から現金400万円をだまし取っていたとして、詐欺などの疑いで再逮捕されました。
逮捕されたのは、台湾国籍、住所不定無職の男(25)です。
警察によりますと、男は氏名不詳の複数人と共謀し、株取引の投資名目で県内に住む60代の会社員の女性から、現金400万円をだまし取った疑いが持たれています。
被害者の女性は、投資に関するSNS広告をきっかけに詐欺グループのLINEグループに招待されていました。女性は「優良株に投資できる」などのメッセージを信じ、10月16日午後5時40分頃、長崎市内の駐車場に現れた、投資会社の経理部マネージャーを名乗る容疑者の男に、袋に入れた現金400万円を渡したということです。
男は、同じ日の午後7時46分、別の男性から金をだまし取ろうとしていたところを、男性の協力で「だまされたふり作戦」を実施し張り込んでいた警察官に、詐欺未遂の現行犯で逮捕されました。
警察ではその後の捜査で今回の犯行が明らかになったとして、10日、男を詐欺と組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律違反の容疑で再逮捕しました。
被害者の女性は、警察が連絡するまで被害にあったことに気づいていなかったということです。
男が日本に来たのは10月初旬、警察は詐欺グループによる犯行とみて捜査を継続しており、男の認否を明らかにしていません。








